「世界語」とも呼ばれる英語。それだけに多様な方言を持ち、スラング(俗語)ともなるとそのバリエーションは一段と豊かになります。当辞典では、アメリカの高校で学びカナダの大学で言語学を修めた日本人が、各国共通のものは勿論、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド等の英語スラングを方言・各英語圏・地域別に分類、使用法・和訳・意味・発音(読み方)を解説していきます。
Wyd や Hydの意味・解説・用法・例文【インターネットスラング】
Wyd
[慣用句](インターネットスラング)
1.what you doing? = what are you doing?=何をしているの?(何をするの?)
What you doing?(和訳:何をしているの?何をするの?)のアクロニム。口語ではWhat are you doing?のbe動詞(are)が省略されてwhat you doing?となる場合があります。
現在進行形には現在の動作だけでなく、未来の予定を表す意味もあるので、先述しているように「これから何をするの?」となる場合もあります。文脈や付属する時間を表す副詞などで判断が必要です。
何をしているの?(何をする予定なの?)と問いかける際に使われるインターネットスラング。
全て大文字でWYD、はたまた全部小文字でwydとも。
同じような例としてはhow are you doing?→how you doing?(調子はどうだい?)も。この場合はhydとなります。
例文 Wyd tonite? I miss you. 今夜は何をしているの(今夜は何をする予定なの)?君に会いたい。
例文 hyd buddy? よう、調子はどうだい?
gahmen の意味・解説・用法・例文 【シンガポール英語(シングリッシュ)】
gahmen [ガウメン]
[名詞](シンガポール)
1.goverment = 政府(主にシンガポールの)
シンガポール英語(シングリッシュ)のスラングの一つで、政府を意味するgovernmentが変化した物*1。侮蔑的、嘲笑的、皮肉的な意味合いを含むことが多いです。Singaporenといった単語で修飾せずとも、gahmenと表記しただけでシンガポールの政府を指すことが多いですが(シンガポールは都市国家なので州政府などは存在しません)、マレーシア人あたりも使ったりします。その場合はマレーシア政府に関して言及している場合もありますので、誰がどんな文脈で使っているかで判断をしたいですね。
*1:シンガポール英語では語尾の子音連結(consonant cluster)の破裂音は省略される傾向にあります。よってgovernmentの語末の/nt/が/n/となり、mentがmenのように変化します。/v/の発音が消えたのは…言いにくいから?
例文 It's time for gahmen to open up vaccination slots for the younger population who actually do in fact want the vaccine. 本当にワクチンを必要とする若い世代向けのワクチン接種の枠をシンガポール政府が広げる時が来た。
例文 Singapore gahmen, learn please. シンガポール政府よ、頼むから学んでくれ。
laosai の意味・解説・用法・例文 【シンガポール英語(シングリッシュ)】
laosai [ラオサイ]
[名詞](シンガポール)
1.下痢(diarrhea)
[動詞](シンガポール)
1.下痢をする
スペースを空けてlao saiとも。福建語の「拉屎」に由来するシングリッシュの単語で下痢を意味します。拉(lao)が漏らすやたらす、屎(sai)がウンチを意味し、合わせて便を垂らす(漏らす)、つまりは下痢をするという意味になります。
下痢をすると動詞として、下痢と名詞としても使われます。
マレーシア華人も使うので、マレーシア英語の単語でもあります。
因みに、一般的な英語のスラングで下痢を意味する単語はthe runsです。
例文 I hope his laosai never stops. 彼の下痢が止まらない事を祈るよ。
例文 May you lao sai non stop today. 君が一日中下痢便に苦しめられますように。
例文 What did I eat? Why I laosai this morning? 何を僕は食べたんだ。今朝下痢便をしてしまった。
例文 I tried McSpicy yday, loved it. And I didn't laosai. 昨日マックスパイシーを試したんだけれど、気に入った。そして下痢もしなかった。
Whole world know he laosai today 🤣 what a news for Malaysia
— irisofgod (@irisofgod) June 30, 2021
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